1981-04-08 第94回国会 衆議院 商工委員会 第9号
○田中(六)国務大臣 わが国は資源も保有しておりませんし、どうしてもわが国の地勢上から申し上げまして貿易立国即技術立国ということになりかねないし、その方法としては、海外協力というものを進めていって、プロジェクトの輸出貿易、ひいては開放経済、自由主義経済、世界の経済が保護主義貿易にならないようにという考えを踏まえて常に対外政策を進めなければいけない、そういう基盤のもとに経済体制を組まなければならないという
○田中(六)国務大臣 わが国は資源も保有しておりませんし、どうしてもわが国の地勢上から申し上げまして貿易立国即技術立国ということになりかねないし、その方法としては、海外協力というものを進めていって、プロジェクトの輸出貿易、ひいては開放経済、自由主義経済、世界の経済が保護主義貿易にならないようにという考えを踏まえて常に対外政策を進めなければいけない、そういう基盤のもとに経済体制を組まなければならないという
大臣も御承知のように、戦後の自由主義経済世界の秩序は、国際緊張の激化が全般的に進められてきた一九六〇年代の末ぐらいまでは、いろいろ評価がありますけれども、それなりに機能をしてきたのではないか。しかしこの七〇年代に入って、IMF体制の崩壊だとかあるいはエネルギー危機、食糧危機というような国際的にも非常に重大な経済的な問題が起こって、それがきっかけになって貿易収支の問題でも大変深刻になっている。